ハイローチェアで離乳食は姿勢が安定しない!足がつかない問題を徹底的に解決します
ハイローチェアは、離乳食初期〜中期まではOKですが、離乳食後期に入ったら別のイスに替えるのをおすすめします。
寝かしつけに便利なハイローチェア。
背もたれが起こせるので、離乳食にも使えると便利ですよね。
しかしハイローチェアを離乳食で使うのには、注意してほしいことがいくつかあるのです!
この記事では、
- 離乳食にハイローチェアはいつからいつまで使えるのか
- ハイローチェアだと姿勢はどうなるのか
- ハイローチェアを卒業した後のおすすめイス
こちらについてご紹介します。
適切なイスで姿勢を良くして、食べる楽しみを育てていきましょう♪
ハイローチェアで離乳食を食べられるのはいつからいつまで?
ハイローチェアで離乳食を食べられるのはいつまでなのでしょうか?
ハイローチェア自体は、新生児〜4歳まで使えます。
イスとして使う場合は生後5、6ヶ月頃から4歳まで使うことができますよ。
メーカーにより多少異なるので、必ず確認してくださいね。
使えはするのですが、子供の発育面で考えると、4歳までと長期間使うのはおすすめできません。
では、何歳までならハイローチェアを使っても良いのでしょうか?
生後5、6ヶ月頃の離乳食初期から、離乳食中期までの生後8ヶ月をおすすめします。
では、なぜ生後9ヶ月以降はハイローチェアをおすすめできないのでしょうか。
それは、ハイローチェアだと、適切な姿勢が取りにくいからです。
・足が浮いてしまうため、上手く踏ん張れない
・ベルトを止めると骨盤位置が下がり気味になる
ハイローチェアにも足が置けるところはありますが、大きくならないと足が届きません。
そしてベルトで固定すると、骨盤が傾き、正しい座り方ではなくなってしまうのです。
これがあまりハイローチェアを長期間使わない方が良い理由です。
下の図は、離乳食の進め具合についてです。
時期 | 食べ物の固さ | あげ方 |
離乳食初期(生後5ヶ月〜6ヶ月) | ヨーグルトくらいのドロドロ | スプーンであげる |
離乳食中期(生後7ヶ月〜8ヶ月) | 豆腐くらいの固さ | スプーンであげる |
離乳食後期(生後9ヶ月〜11ヶ月) | バナナくらいの固さ | 手掴みを始める |
離乳食完了期(生後1歳〜1歳半) | 肉団子くらいの固さ | スプーンの練習を始める |
生後9ヶ月以降の離乳食後期は、つかみ食べを始める時期です。
赤ちゃん自らの手指で食べ物を掴み、手触りや口への運び方を覚える時期になりますよ。
食べ物を口へと運ぶには、適切な姿勢と足の置き場を用意する必要があります。
しかし、ハイローチェアでは適切な姿勢と足の置き場を用意するのが難しいのです。
適切な姿勢にならないとさまざまな弊害が…。
それではどのような弊害があるのか、次で解説していきましょう。
ハイローチェアで離乳食は姿勢が悪く足がつかない!その弊害を紹介
離乳食で姿勢が悪いと困ること7点
先ほどハイローチェアだと、姿勢が悪くなるとお話しました。
では、離乳食を食べるときに姿勢が悪いと、どうなってしまうのでしょうか?
①上手くカミカミ、モグモグできない
②咀嚼できず、丸飲みになってしまう
③食べずにすぐ立ち上がってしまう
④早く食べすぎる、もしくはなかなか食べ終わらない
⑤固い食べ物を拒否する
⑥誤嚥しやすくなる
⑦顎の発達が進まない
こんなにあるのですね…。
赤ちゃん期だけの問題ではなく、将来的にも悪影響を及ぼしてしまいます。
私は息子に長いことハイローチェアで離乳食をあげていましたが、歯並びは悪く、丸飲み早食いする子になってしまいました…。
もっと早く知っていればと後悔しています。
こんなことが起こらないよう、良い姿勢を保てるイス選びをしてほしいなと思います。
離乳食に良いイスの特徴6点
弊害がわかったところで、離乳食に適切なイスの特徴をあげてみましょう。
①背筋が真っ直ぐになれるか
②足置き場か床に、足がしっかりとつくこと
③テーブルに肘がつくこと
④親と同じ目線でご飯を食べられるか
⑤1歳以降は、一緒のテーブル上で食べられるのが理想
⑥ベルトなど安全面で問題はないか
これらを守れると、子供の発達に良いイス選びができますよ。それでは、詳しく解説していきましょう。
背筋を立てること、前屈みすぎてもいけません。しっかりと骨盤を立てて食べられるようにしましょう。
姿勢を正すことで、顎を正しく使えるようになります。
足の置き場があるのも大切です。足が踏ん張ることで、しっかりとした咀嚼を促せます。
子供の成長に沿って、足の置き場を変えられると良いですね。
浮いたままだと、ご飯を丸飲みしがちですよ。
離乳食を自分で食べられるようになったら、大人と一緒に食卓を囲むようになると良いですね。
一緒に食卓を囲むことで、ご飯の食べ方を学んでいけますし、こちらも様子を見やすくなりますよね。
そのため、自宅の食事用テーブルと子供のイスは、同じ高さにしましょう。
一緒にご飯を楽しめるだけてなく、見守りも楽になりますよ。
もしハイチェアにするときは、ベルトでしっかりと固定できるものを選ぶよう心がけましょう。
おすすめ離乳食用のイスを紹介!嫌がることなく姿勢バッチリ!
ビヨンドジュニア ハイチェア
こちらのハイチェア、子供の成長と共にイスの調節を細かくできます。
赤ちゃん期だけでなく、大人まで使える頑丈なイスですよ。
離乳食期から買って、ずっと使えるなんてお財布にも優しいですね。
大和屋 すくすくローチェア
姿勢が良くなると評判のローチェアです。ローチェアならこれ一択ですよ。
足の板の置き場が調節できるので、離乳食初期から、5歳頃まで使用できます。
色は茶系で3色あります。あなたのリビングの雰囲気に合うものが見つかるでしょう。
NGな離乳食用イス
おすすめできないイスは下記の2点です。
- バンボ
- テーブルチェア
バンボは低月齢から使えるのが嬉しいイスです。
しかし足が浮き、お腹が丸まりやすいです。
これでは離乳食を食べるのにまったく向いていません。
テーブルチェアは、直接テーブルに付けられるのが良いポイントです。
しかし足が浮くのでおすすめしにくいですね。
一緒のテーブルで大人と近くで食べられるのは良いのですが、足がブラブラしてしまうのは困りものですね。
まとめ
- ハイローチェアで離乳食をあげるなら、離乳食中期の8ヶ月までが良い
- 顎の発達のためには、良い姿勢を保ち、足が足置き場か床にしっかりとつくことが大切
- 大人と同じ目線で、食卓を囲めるようにしよう
- 離乳食後期以降は、ハイチェア、ローチェアなどの適切な姿勢が保てるイスがおすすめ
ハイローチェアは、一時的なものであり、ずっと離乳食や幼児食を食べるのには、適していないと分かりました。
この機会に新しいイスを購入し、しっかりと足をつけてもらいましょう。
しっかりとした姿勢のイスで、家族みんなで楽しいご飯時間をお過ごしくださいね。
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