無塩せきハム・ウインナーのデメリットとは?賞味期限が短くボツリヌス菌リスクも!
無塩せきのハム・ウインナーは、賞味期限が短く、ボツリヌス菌増殖のリスクが高いです。
そのため、なるべく早く食べるよう心がけましょう。
商品のパッケージで見かける無塩せきのハム・ウインナー。
商品のアピールポイントなのは分かるけれど、それって何?デメリットもあるのでは?と気になりますよね。
この記事では、
- 無塩せきハム・ウインナーのメリットデメリット
- 無塩せきと無添加の違い
- おすすめ無塩せきハム・ウインナー商品
こちらをご紹介します。
無塩せきのメリットデメリットを知り、より身体に優しいものを選んでいきましょう。
無塩せきとは発色剤を使わない製品のこと!
そもそも無塩せきとは何なのでしょうか?解説していきます。
「無塩せき」とは、亜硝酸ナトリウムなどの発色剤を使わずに作られているハム・ウインナーのことです。
それに対して、発色剤を使っている製品のことを「塩せき」と言います。
ハム・ウインナーを作る際に、塩漬けにする工程があります。その際に発色剤が使われることがあります。
発色剤が使われると、色鮮やかなハム・ウインナーになりますよ。
無塩せきは、発色剤を用いていないため、くすんだような色味になっているのが特徴です。
スーパーで売られているハム・ウインナーは、発色剤が使われている塩せきのものが多いですよ。
店頭でハム・ウインナーのパッケージを見てみると、無塩せきのものは「無塩せき」と書かれています。
くすんだ色味なので、一目で分かるかと思います。
逆にパッケージに何も書かれていない場合は「塩せき」であることがほとんどです。
裏面の原材料表示もあわせて確認しましょう。
発色剤には、亜硝酸ナトリウムや硝酸カリウム、硝酸ナトリウムなどが用いられますよ。
ちなみに無塩せきを、塩分抜きだと思っている方もいるかもしれませんが、これは大きな間違いです。
無塩せきと塩分カットには、何の関係もありません。
塩分が気になる方は、減塩と書かれてあるものを選びましょう。
それでは、無塩せきとはなんなのかがわかったところで、そのメリットとデメリットを解説します。
無塩せきのデメリット
賞味期限が短い
無塩せきハム・ウインナーは、賞味期限が短くなっています。なぜなら、発色剤が使われていないからです。
発色剤には、微生物の働きを抑える役目があります。その結果保存が効き、賞味期限が長くなるのです。
発色剤が使われない無塩せきでは、早めに食べ切らないといけません。
その上一度封をあけたら早く悪くなりがちです。賞味期限を待たずに早く食べ切ってくださいね。
加工食品だと賞味期限が長いものが多いので、油断しがちですが、気をつけていきましょう。
早く食べないと、ボツリヌス菌の繁殖のリスクも…。
ボツリヌス菌が繁殖すると、
保存に不安のある方は、開封後は即冷凍してもよいでしょう。もちろん冷凍しても、早めに食べ切るのを忘れずに!
色味がよくない
無塩せきは発色剤が使われていないため、くすんだような色味になります。
キレイな色味のものに慣れていると、これ食べても大丈夫?と心配になることも。
色が悪くても、賞味期限を守れば心配はありません。美味しくいただきましょう。
しかし、お弁当をSNSにアップする方には、無塩せきだとあまり映えないかと思います。その上、色付きのハム・ウインナーが大好きな子供は、あまり喜んでくれないかも?
値段が高い
無塩せきの商品は、比較的値段が高くなります。
さらに肉質などにこだわりがあると、ますます高くなってしまいますね。
賞味期限が短い上に値段まで高いとなると、手に取りにくくなりそうです。
ですが、その分味わって食べよう!と1回の食事を楽しむことにも繋がりそうですね。
無塩せきのメリット
ハム・ウインナー本来の色味となる
無塩せきは昔ならではの製法。それが食べられるのが嬉しいところです。
普段は塩せき派という方も、色味に注目しながら食べてみると何か発見があるかも?
安い塩せきのものしか食べたことない!という方もぜひ試してみてください。
味付けのこだわり
無塩せきのハム・ウインナーは健康にこだわり、味付けもこだわっているところが多いです。
そんな無塩せきに対しては、美味しい!とまずい!と両方の意見がありますね。
私は無塩せきのウインナーも、とても美味しいと思っています。
スーパーで売っているものも、特に塩せきと変わらない味ですよ。
まずいという意見に関しては、色味がよくないので、その効果もありそうですね。
発ガンのリスクありと噂される発色剤不使用
亜硝酸ナトリウムなどの塩せきには、発ガンリスクがあると言われています。
果たして本当なのでしょうか?
内閣府に設置されている食品安全委員会には、このようなコメントが載っています。
亜硝酸ナトリウムは、安定した食肉の色を保持する効果のほか、ボツリヌス菌をはじめとして多種類の細菌の生育を抑え、食肉製品の腐敗を防止する働きを持つなど様々な効果のある添加物として知られています。
引用:食品安全委員会
本物質に関してはFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)において評価が行われており、発がん性については1995年及び2002年の評価において、ヒトの摂取と発がんリスクとの間に関連があるという証拠はないとされております。
しかし、塩せきが危ない!と言っている書籍やサイトが多いのも事実です。
リスクについては、まだまだ分かっていないこともありそうですね。
少しでも発ガンのリスクを避けたいという方は、発色剤を控えればいいのかなと思いました。
無塩せき=無添加ではない!パッケージ参照のすすめ
無塩せき=無添加の食べ物という訳ではありません。
発色剤以外の添加物を使っている可能性はあります。
保存料や酸化防止剤、結着剤などが使われていることがありますよ。
完全無添加のハム・ウインナーがよい!という方は、必ず商品裏の原材料の確認をしましょう。
スーパーでは取り扱っていないところもあるので、ネットで購入するのもおすすめです。
次の項目で、無添加のハム・ウインナーの紹介もしていますよ。
無塩せきのハム・ウインナーでおすすめの商品
BADEN BADEN無添加ソーセージ
こちらは無塩せき、無添加のウインナーです。
さらに、天然の羊腸を使っていますよ。
レビューの評価が高く、パリッとしていて美味しいと評判です。
スーパーに売っているものとは違う、本物のウインナーが食べられますよ。
一度食べてみてはいかがでしょうか。
日本ハム 森の薫り ロース
こちら安値で買える無塩せきのハムです。
馴染みのある日本ハムからでています。
スモークはマイルドで、お肉本来の風味が楽しめますよ。
まとめ
- 無塩せきとは、亜硝酸ナトリウムなどの発色剤が使われていないハム・ウインナー等のことである
- 無塩せきのメリットは、発色剤が使われていないので肉本来の色味であるところ
- 無塩せきのデメリットは、賞味期限が短く、開封後はボツリヌス菌繁殖のリスクが増す
- 無塩せきと無添加は違う!パッケージ裏の原材料を確認しよう
無塩せきは、その賞味期限の短かさがデメリットだと分かりました。
加工食品だしまだまだ大丈夫!と思っていても、すぐに期限切れになってしまいます。
食品ロスを防ぐためにも、常日頃から賞味期限には気を使っていきたいものですね。
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